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喉元過ぎれば熱さを忘れる

ちょっと考えてみたんです。

ここに辿り着いた方は、塗り替えを考えているのはまあ当然。

塗り替えた後って想像したことありますか?

何事もそうですが、駆け引きや工程に熱くなってその後…いや、この話は重過ぎるか。

まあ、その後について参考になる話でもお届けしようかなと思ったのはそう、

高松市の屋根・外壁の事後まで。北村塗装店です。放置なんて良くないですよ。

 

新しく塗り替えることによって、外観の雰囲気を大きく変えることが出来ます。
綺麗になった家、せっかくなら長期間維持したいですよね。
そして、美しく保つということは、外観だけでなく塗料の機能を維持できる、という大きなメリットがあります。
定期的な習慣として、ご自身でできるメンテナンスのご紹介をさせていただこうかなと思います。
 
お住まいのチェックポイント

① 屋根が一番劣化しやすい
② 外壁は南側が劣化しやすい
③ 北側は苔やカビに注意
 
① 屋根が一番劣化しやすい

建物の劣化の大きな原因は太陽光や雨風などの環境ダメージ。
つまり、常に太陽光や雨風を受け続けている屋根が最も早く劣化します。
 


② 外壁は南側の方が、劣化が早い

塗膜のダメージの大きな原因は①でもお伝えしている通り、太陽光や雨風などによるものです。
外壁においては、南側の方が太陽が当たる時間が長いので北側よりも早く劣化しやすいです。
 
③ 北側は苔やカビに注意

南側に比べて、北側は太陽が当たりにくいことで、劣化が進みづらいです。しかし、日照時間が短い分、じめじめとした環境になる事が多く、苔やカビが発生しやすくなります。苔やカビが発生すると、水分を含みやすく、濡れと乾燥が繰り返され劣化していきます。繁殖させないためにも、外壁周辺には極力物を置かないようにし、植え込みは定期的に刈り込むなどして、常に通気性の良い状態を維持することが大切です。
それでも苔やカビが発生したら、早めに水洗いをしましょう。
 
汚れが気になったら早めが肝心!

お掃除方法
① 基本は水洗い
② 高圧洗浄機は使わない
③ 柔らかいブラシ、スポンジを使用する
 
外壁のお手入れは水洗いが基本。汚れが気になったら水洗いをしましょう。
もし、水洗いだけで落ちない場合は、ホースで水をかけながら、柔らかいブラシやスポンジを用いて軽くこすってみてください。

塗装の施工中の様子から高圧洗浄機の使用をイメージする方もいらっしゃるとは思いますが、水圧が強いと塗膜を傷つけてしまい、逆に劣化を早めてしまうこともあります。
同じ理由で、ブラシやスポンジなどお掃除用具は柔らかいものが良いでしょう。
あくまでも、優しく丁寧に水洗いをするのがポイントです。
 
それでも落ちないしつこい汚れは洗剤+柔らかいブラシ!

苔やカビ、鳥のフンなど水洗いだけでは落ちないしつこい汚れは、外壁専用の洗剤を使用すると落としやすくなります。洗剤は水で薄めて汚れている部分に直接塗布し、数分おいてから柔らかいブラシを使って落としていきます。洗剤で外壁を傷めないためにも、汚れが落ちたらすすぎ残しがないよう、しっかりと水洗いをしましょう。
ただ、それでも落ちない汚れや、危険を伴う高い場所の汚れはプロに任せた方が良いかと思います。
 
最後に

長持ちをさせるために意識してほしいことがあります。
それは「通気性をよくすること」
外壁のメンテナンスだから外壁に目が向いてしまいがちですが、実は室内の通気性も大切です。
室内の湿度が高すぎると結露が発生し、カビの発生にもつながるからです。
室内の窓際やお風呂場、脱衣所の換気はこまめに行って、なるべく通気性が良い状態を保ちましょう。

今現在カビやコケ等で悩まれて塗装を考えられている方は、その後より長持ちをさせる為にも参考になればと思います。