塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 現場ブログ

HOME > 現場ブログ > 雨漏り > 雨漏り☔

雨漏り☔

雨漏り 2023.12.01 (Fri) 更新

こんにちは👷

香川県高松市外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店

北村塗装店です🐘

 

雨漏りは雨水が浸入してくる隙間があるから発生する

雨漏りは外で降った「雨」が、建物内部に浸入することで発生しますよね。
つまり本来は雨水の浸入を防いでいるはずの屋根や外壁、そしてベランダやバルコニーに雨水が浸入する「隙間」があることで発生するのが雨漏りの簡単なメカニズムと言えます。

ではこの「隙間」はなぜ生まれてしまうのでしょうか。

建物には雨漏りを防ぐための「防水」や「雨仕舞」が施され、雨水が建物内部に浸入しないような設計及び施工がされています。例えば雨漏りの発生原因ともなりやすい屋根ですが、スレート屋根の場合屋根の頂点には棟板金という板金が被せられています。また窯業系サイディングの外壁であれば目地にはコーキングが充填され外壁内部への雨水の浸入を防いでいますし、バルコニーやベランダの床面には防水工事が施され、雨漏りを防いでくれています。

このように雨漏りを防ぐための工夫がいたるところにされているお住まいではありますが雨漏りを防ぐ部材が経年劣化などにより「亀裂」や「浮き」、「剥がれ」、「割れ」といった不具合を起こすことで「隙間」が生まれ、雨漏りの原因となってしまうのです。

雨漏りはどこで起こりやすいのか?

最も雨漏りの原因となりやすい場所と言えば、屋根ですよね。
雨が降れば確実に濡れる場所ですから、それだけ雨漏りリスクが高くなります。
その中でも雨漏りがしやすい場所と言えば「屋根の棟」部分です

棟部分からの雨漏り

「棟」とは屋根材が敷かれた面が重なる頂点部分を指します。
例えば三角屋根の切り妻屋根であれば二面ある屋根面が重なる頂点部分を指しますし、四面で構成されている寄棟屋根であれば屋根の最上部の頂点を「大棟」、そしてそこから軒先に下がっている頂点を「隅棟」と呼びます。

面と面が重なる部分であり、隙間が必ず存在するわけですがスレート屋根や金属屋根であれば棟板金と呼ばれる板金部材が、瓦屋根であれば棟瓦が設置されています。それらが隙間をカバーし、雨水の浸入を防いでいるのです。

もともと隙間がある場所ですから棟板金が剥がれてしまったり、浮いてしまう、また瓦屋根の棟瓦であれば雨水の浸入を防いでいる漆喰が割れてしまった、剥がれてしまったといったような不具合が発生すれば途端に屋根内部への雨水の浸入が始まり、時間をかけてお住まいの構造部や室内を脅かすことになります。

天窓からの雨漏り

天窓も雨漏りが発生しやすい場所の一つです。
採光性が高く、室内を明るくしてくれる天窓も雨漏りしてしまってはお住まいのお荷物になりかねません。

天窓は屋根の下地である野地板に穴を設け、そこにはめ込むような形で設置されています。

その周囲には受けた雨水を排水するための水切り板金が取り付けられており、雨漏りを防いでいますが板金であるが故に経年による錆の発生やそれが重症化すると板金に穴が空いてしまうといったことにまで発展します。当然このような状態になれば雨水の浸入を防ぎようがありませんよね。

また板金の継ぎ目に充填されたコーキングが劣化することによる「コーキングの亀裂」や「剥がれ」、そして板金を固定しているビスが浮いてくることによる「ビス穴」も雨漏り原因となり得ます。

外観的にもお洒落で、光を取り込んでくれる便利な天窓も実は様々な雨漏り原因を抱えているのです。

屋根材の不具合からの雨漏り

屋根からの雨漏りというと例えば「瓦が外れてしまった?」「屋根材が割れたのかな?」など屋根材に何かしらの不具合があるのでは?と考える方が多いかもしれませんね。
先に紹介した棟や天窓など様々な原因が考えられる屋根からの雨漏りですが、ご推察の通り屋根材の不具合も雨漏り原因の一つとなり得ます。
瓦屋根、スレート屋根、金属屋根など屋根材の種類は様々ですが、屋根面にはそれぞれ屋根材が葺かれ、屋根を形成しています。これら屋根材は屋根の「一次防水」の役割を持ち、雨水の浸入を真っ先に防いでくれています。しかし「屋根材が剥がれた」「割れた」「ずれた」といった不具合が発生すれば形のない雨水はわずかな不具合箇所から遠慮なく浸水してきます。
またスレート屋根や金属屋根、セメント瓦などは定期的に塗装を行うことで屋根材の防水性を維持していますが、塗膜が剥がれてしまうことで防水性を失い、屋根材自体が水を吸い込むことで下地を傷めつけてしまったり、屋根材の耐久性を弱め亀裂や割れを発生させやすくなることにも繋がります。雨水浸入の直接的な原因は「亀裂」や「割れ」だとしても塗装がその原因を作ってしまっていることもあるのです。