杓子は耳搔きにならず
大は小を兼ねる。
言わずと知れた有名な言葉ですね。
ただ、必ずしも全てが当てはまるわけではありません。
例えばお風呂。浴槽に浸かる為に湯を張ります。
当然水が少なければ浸かることすらできません。多ければ多少溢れていようが浸かることはできます。
ただ、溢れてしまった水は余分なコストとして家計に爪痕を残すわけです。
今回はそれに因んだお話しをさせていただこう。そう思ったのはそう、
高松市の屋根・外壁の塗り替え、北村塗装店です。カロリーは少ない方が良いですね。
冒頭で触れた件をこの業界に置き換えると、塗料と工程についてのお話になります。
まずは塗り替えの工程についての話から。
お見積りをとったことのある方はある程度把握しているかとは思いますが、
塗り替えをする際の基本的な流れとしては、高圧水洗浄状況を行ったうえで3回塗りとなります。
2回塗りや4回塗りという場合もありますが、オーソドックスな3回塗りを説明していきます。
(機会があれば2回塗り4回塗りについてもお話しします)
この3回塗りの内容としては
- 下塗り 外壁と塗料をくっつける接着剤のような役割
- 中塗り 上塗りをきれいにに仕上げるための下地の役割
- 上塗り 耐久性や防水性などの保護機能を高める役割
という意味合いがあります。
たまに、塗料を厚めに塗ればその分選んだ塗料の期待耐久年数よりも長持ちするんじゃないの?
とお客様に聞かれることがあるのですが、そういうわけではありません。
外壁塗装で使用する塗料は、メーカーによって定められた
塗膜の厚みや塗り回数を守ることで塗料本来の機能が発揮されます。
ただ塗るだけではなく、メーカーによって定められた塗膜の厚みや塗り回数を守ることが重要です。
塗料ごとにカタログがあるので、そこに仕様が記載されております。
気になる方はそういった部分にも目を通すことをオススメします。
当社においてはお見積りの際は使用する塗料のカタログをお渡ししていますのでご安心ください。
ちなみに、厚く塗るということはどうなるかというと、
- 使う塗料の量が多くなる
- 作業工程が増え、作業時間が長くなり作業賃も増加
- 塗り回数が増えることで工期が長くなる
費用を上げる目的で4回、5回塗りを勧めてきている可能性があるので注意が必要です。
塗料を厚く塗れば、雨や風に強くなる可能性があるかもしれませんが、費用に対して耐久年数が延びません。
いわゆるコストパフォーマンスが悪いということです。
コストパフォーマンスが1番高いのが3回塗りになります。
聡明な皆様におかれましては、正しい知識と選択をもって大事な家の塗り替えに臨まれてください。