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外壁塗装をすることによって・・

塗装について外壁・屋根塗装 2024.09.27 (Fri) 更新

こんにちは👷

香川県高松市外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店

北村塗装店です🐘

 

外壁塗装を塗り替えることで、家の見た目を美しく保つことができます。

また、外観を美しく見せるだけでなく、家を長持ちさせるという重大な役割があります。

そこで皆さんは外壁塗装が必要になるタイミングはご存知ですか?
外壁の汚れが気になったり、ヒビが入ったりと

目に見えたトラブルが発生した時と思われる方も多いかと思いますが、実はそれでは遅いのです。
ダメージが目に見えてから修理するより前に、定期的に外壁塗装を行うことが、

よりお得に家を長持ちさせることへと繋がります。

外壁塗装の重要な目的のひとつに、家を雨風や紫外線といった外部の刺激から守ることがあげられます。
塗装の効果は一度塗ったら一生続くものではなく、経過年数と共に劣化が進み、

外界の刺激から建物を守ることができなくなります。
外壁の強度が落ちると、家の内部にまで雨水が侵入し、家の基礎部分を腐食させ、

紫外線によって外壁の傷みやヒビといった劣化を進めてしまいます。

家の安全や、家を長持ちさせるためには外壁塗装の見直しが必要不可欠となるのです。
また、外壁塗装に一工夫を加えることで、さらに家の強度を高めることができます。

たとえば、防水機能のある塗料を用いることで、外壁にヒビが入ったとしても雨水の侵入を防ぐことができます。
その他にも防カビや遮熱、断熱など様々な機能を持つ塗料もあります。
決して安くはない施工ではありますが、

家を美しく、また、安全に長い期間保つためには軽視できないものなのです。

防水機能の低下は様々なトラブルを引き起こす

見た目には変化を感じなくとも、外壁は雨や風など様々な厳しい環境にさらされているため

時間の経過と共に塗装は劣化していきます。
防水機能の低下によって水が入りやすくなると、湿気の原因にもなり、

シロアリやカビの発生を招くだけでなく、外壁内部の腐食が進行します。
腐食が内部にまで進んでしまうと家に隙間が生まれ、家の断熱性が低下します。
それどころか、家自体が傾く危険性も出てくるので注意が必要です。

さらには湿気の影響で、コンクリートに使われているセメントが中性化し強度が落ちます。
外壁にヒビが入ることで雨水が侵入し、壁は水を吸った状態となります。
すると壁の強度が失われ、外壁の反りにつながります。
水の侵入と壁の反りが進行してしまうと、

外壁塗装だけでは家の修繕ができなくなり、修繕に高額な費用が必要となります。

外壁塗装の劣化による家へのトラブルとは

塗りたての壁はピカピカですが、時間の経過と共にツヤがなくなります。
すると、見た目の美しさが失われてくるだけではなく、防水機能も低下していきます。
防水機能が低下しているということは、外壁が水をはじく力を失っているということです。
外壁に水が溜まりやすくなり、壁は湿気やすくなります。

湿気を蓄えた壁が乾くことで、壁に歪みが生まれます。
そのようにして壁が濡れたり乾いたりを繰り返すことで、ヘアークラックと言われる小さなヒビにつながります。

サイディングという板状の外壁であれば、板と板の間のシールのコーキングに亀裂が走ります。
弾力性のある塗料であればヘアークラックは起きにくいとは言われていますが、

塗料も時間と共に劣化するので、全く起こらないとは言い切れません。

小さいヒビだからと見逃してしまいがちですが、この小さいヒビからの水の侵入と、

外壁の持つ水を吸い込む力が合わさることで、ヒビは時間と共にみるみる広がります。
外壁の内側には、外壁だけでは防ぎきれなかった雨水や結露が家の内部にまで侵入するのを防ぐ防水シートがありますが、ヒビが広がればその分水が浸入してきますので、防水シートに水がどんどん溜まってきます。

防水シートと外壁にわずかでも隙間があれば、そこから水は侵入しますし、水が溜まっている程、家の内部に水が浸入する危険性が高まります。
外壁の内側に防水シートがあるとはいえ、塗料同様防水シートも劣化していきます。
すると、結露や湿気を壁の内側に閉じ込め、防水シートの内部にある鉄骨やコンクリート、木までも劣化します。

劣化が内部にまで進行しているということは、家の基礎をむしばみ始めていることであり、外壁の防水機能は無いに等しい状況です。
この状態でも放っておくと、家の土台部分や基礎部分の劣化を早め、強度は失われ、自然災害時に倒壊する危険性が高まります。

外壁塗装の塗り替える時期とは

塗料や外壁の質、紫外線の当たり方などで多少の違いはありますが、よそ10年に一度が塗り替えの目安と言えます。
ここでは6つの外壁を例に挙げ、塗装の塗り替え時期の目安と、塗装が必要な状態を紹介します。
外壁にヒビや劣化といった目に見えた劣化がなく、見た目に変化が特になかったとしても、安心はできません。

外壁は建てた当初から、時間が経つにつれて確実に劣化しています。
見た目が変わらずとも、塗料の効果は必ず下がっていますので、定期的な塗り替えをおすすめします。

窯業系サイディングボード

石膏とセメントが使われており、タイル調やレンガ調などデザイン性の幅広さが特徴です。
窯業系サイディングボードは経年とともに、ヒビ割れやボードの反り、チョーキング現象や紫外線による色あせが目立つようになります。

モルタル壁

モルタルとは、砂とセメントを水で薄めて混ぜたもので、防火性と丈夫さが強みですが、時間の経過と共に、防水機能が低下します。
塗料のはがれ、ヒビ割れ、色あせ、カビなどが目立ってきたら塗り替えの目安です。

トタン壁

金属製で、防水性と耐久性が強みです。
経年と共に、サビや退色、浮きが見られるようになります。

金属系サイディングボード

スチールやアルミニウム素材の板が表面に施されており、軽いのに丈夫という特徴があります。
サビが発生しにくく、断熱効果も高いのが特徴です。
経年と共にスチール素材はサビや色あせ、アルミニウム素材は傷が目立ってきます。

ALCボード(エアーライトコンクリート)

高温で発砲加工された軽量のコンクリートで、断熱性・耐火性・耐久性が高いです。
一方、防水機能は弱いため、塗り替えがされないと外壁内部の劣化が進みやすく、塗り替えのタイミングを逃すと建物自体を劣化させ、外壁の塗り替えだけでは済まなくなってしまいます。

コンクリート壁

丈夫さや防音・耐火性の高さが強みです。
ヒビ割れや寒冷地での爆裂、内部鉄筋の亀裂や破損が見られる様になります。

外壁が劣化するとどうなるの?

これから紹介するトラブルが目につく様になったら、外壁塗装の塗り替えを検討しましょう。
何もメンテナンスをしないままですと、外壁の状態は悪化する一方です。

外壁にツヤがなくなり、汚れが目立つ

ツヤがなくなり、外壁の汚れが目立つようになります。
経年と共に雨や風、ほこりや土などの汚れがつきますが、汚れが雨で流されて落ちないということは、塗料の膜の効果が落ちてきている証拠となります。

外壁にヒビが入る

上記でも何度も説明している通り、耐久性の弱くなった壁は濡れて・乾いてを繰り返すうちにヒビが入ります。
ヒビが入ると、水が浸入しやすくなるため、防水機能が低下します。
外壁塗装に使われる塗料や壁材は、湿度や温度の変化で体積が収縮・膨張します。
この体積の変化もヒビの一つの原因となります。

他の原因としては、時間の経過による塗料の質の変化も考えられます。
大きなヒビは、家の構造自体にも影響を与える可能性があるため、家の強度の低下にもつながります。

外壁塗装のはがれ・めくれが生じる

長期間に渡り紫外線や雨風に外壁がさらされることで、膜が浮いたりはがれたりしてきます。
これでは塗料が外壁にしっかりついているとは言えないため、外壁塗装の効果は得られません。

外壁にカビやコケが発生する

防水機能の低下による水の侵入と湿気のせいで、カビやコケが発生しやすくなります。
カビやコケをそのままにしておくと、内部にまで湿気が進行します。
長期間外壁にカビやコケがついたままですと、外壁の防水機能が妨害され、外壁が乾きにくくなるため、カビやコケは広がる一方です。

外壁にサビが生じる

雨水などによって鉄部が酸化すると、サビが発生します。
サビたままにしておくと、外壁の腐食にもつながります。

チョーキング現象が見られる

チョーキング現象とは白亜化現象とも言われ、外壁の表面を触った時に、手に白い粉がつくことです。
外壁の塗料の成分のひとつである顔料は、最初は粉状のものですが、水・樹脂・添加物を混ぜて塗料となります。
外壁に塗られると、樹脂によって膜が作られ、壁を保護してくれます。

ところが、紫外線や雨風にさらされることで、樹脂は分解・劣化が進みます。
膜を守ってくれていた添加物の分解も進んでしまうと、顔料は保護されない状態となります。
すると顔料は粉に戻り、それが壁の表面に現れます。
これが、チョーキング現象の仕組みです。

また、塗料が適切に混ぜられていないことや、塗る場所の日当たりなどの環境が考慮されていないこと、雨の日に塗装を行った、といった業者の不備によってチョーキング現象が早く起こることもあります。

 

外壁塗装をして後悔しないために

格安業者に注意

相場よりあまりに安すぎる業者は、塗料のかさ増しのために塗料を薄めたり、無資格のアルバイトに塗装をやらせるなど、いわゆる「手抜き工事」をしている可能性の高い業者もあります。
業者はじっくり選ぶことが大切です。

例えば、材料を大量に仕入れているからお安くできるなどと謳っている業者も存在しますが、材料は大量に仕入れたからといってそこまで大きく安くなるものではありません。
しかし、中にはお得な見積もりでも満足な仕上がりにしてくれる優良な業者も存在するので、口コミなどをよく調べ、慎重に業者を見極めましょう。

業者との契約は慎重に

「今すぐに工事を行わないとひどい雨漏りでこの家に住めなくなる」などと不安にさせ、契約を急がせる業者がいます。
外壁が劣化していても、突然明日にも家の状態が悪化するということはありません。

工事の相場を把握しておくことは、一つの大きなポイントです。
良い材料を使ったわけでもないのに、相場以上の見積もりで契約させられてしまう恐れがあります。

また、「今だけ相場の半額で工事します」など、都合の良い文句で契約を急がせることもあります。
一見お得に思えますが、悪徳業者の場合、その予算にも満たないひどい手抜き工事を行っていることは珍しくありません。
契約を急がされても相場をしっかり調べるなど、契約を慌てないことが大切です。

外壁塗装の工事の重要性

工事の工程が省かれてしまうと、塗料の密着度を落とし、塗料のはがれを早める原因となります。
安く済ませたいからと言って、「この工程を省いてほしい」などという提案は行わない様にしましょう。
塗装の寿命を縮めることや、手抜き工事へとつながりかねません。
工程を把握した上で、作業内容については業者におまかせしましょう。

外壁の部分的な塗り直しをしない

外壁と屋根の塗装は、同じ時期にしてもらうことがおすすめです。
外壁と屋根は同じ耐用年数の塗料が使われることが一般的なので、同じ時期に塗り替えの時がくるはずです。

外壁と屋根の塗装を一度に行うことのメリットは、足場代を節約できることです。
また、外壁や屋根の劣化のひどい部分のみを塗り直すよりも、そのタイミングですべての面を塗り直してしまった方が、結果的に全体の耐用年数が延び、足場代が節約できます。
そして、見た目にも色むらが無く、均一に美しい仕上がりにできます。

 

外壁塗装のプロに任せる

外壁塗装の必要性が理解できていても、どうしても節約をしたい、DIYが得意だから外壁塗装もできるのではないかなど、様々な理由で自分で外壁塗装を考える方もいらっしゃるでしょう。
ですが、外壁塗装というのは、幅広い知識と多くの職人が必要です。
プロの職人さんでさえ足場から落ちることもあり、外壁塗装は危険な作業でもあります。

塗料以外にも足場や刷毛など、用意しなければいけないものは多く、素人が業者レベルの仕上がりを短期間でこなすことは難しいのが現実です。
思いの外節約にならなかったり、やってみたものの見栄えが悪く、再度業者に頼むことになったり、時間がかかって進まなかったりと、断念なさる方も多くいらっしゃいます。
家の強度を確実に上げてくれることも考え、業者に頼むことがおすすめです。

まとめ

外壁塗装がいかに大切なのか、家の外観の美しさや安全のためのポイントをご紹介しました。
外壁塗装の塗り直しをすることで、家の外観を住み始めた時の様に美しくすることができます。

そして、外壁の一番の役割は、家を守ることにあります。
外壁塗装のおかげで雨風や紫外線から守られますが、これらの刺激により、塗装は必ず劣化します。
外壁塗装の重要な役割のひとつである防水機能が低下すると、外壁や家の構造内部の劣化にもつながります。

外壁塗装の目安は10年です。外壁の汚れやヒビをはじめ、コケやサビなどが見られれば、外壁塗装の塗り直しを検討する必要があります。
外壁塗装は決してお手頃な工事ではありませんが、節約することばかりを考えてしまうと、手抜き工事や塗装効果の減少につながりかねません。
より安全で美しく、家と長くつき合っていくためには、パッと見の工事費用だけにとらわれず、必要な塗装に必要な塗料や工程は何なのかを把握することが大切です。