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外壁塗装時期

外壁・屋根塗装 2024.03.18 (Mon) 更新

 

おはようございます👷

高松市外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店

北村塗装店です🐘♪♪

1.外壁塗装をするべき時期

外壁塗装を行う適切な時期は、外壁の劣化状態によって判断することが正しいです。

一般的には10年前後とされていますが、お家の立地環境によって劣化の進行度合いが変わります。

劣化状態を正しく判断するための知識を身につけましょう。

1-1.外壁の劣化状態から判断する

外壁の劣化状態と、塗装時期の目安についてご紹介します。

劣化状態 特徴 塗装時期の目安
チョーキング 手に外壁の色が付く現象で、塗装の劣化を示す初期症状です。 チョーキング発生からおよそ3年以内
カビ・コケ 塗装が劣化し、外壁に水分を含むようになると、カビやコケが発生します。 カビ・コケ発生からおよそ2年以内
コーキングのシワ 太陽光の紫外線により、コーキングが硬化しシワになります。 前回のコーキング施工から5年~10年の間*
コーキングの破断 コーキングの硬化が進み、完全に割れてしまった状態です。 早急*
外壁の反り 外壁の防水性が劣化し、雨水を吸収、乾燥を繰り返すことで外壁が反ってくる症状です。 およそ1年以内
外壁のクラック 外壁の防水性の劣化により、クラックと呼ばれる小さなヒビが入ってしまった状態です。 およそ1年以内
外壁の割れ(0.5mm以上) 外壁のクラックが大きくなり、0.5mm以上の割れが入ってしまった状態です。 早急
塗装の膨れ・剥がれ 前回塗装の塗料の膜が、膨れてしまったり剥がれてきてしまった状態です。 劣化箇所の補修(早急)※前回塗装から10年前後の場合、全面塗装

*コーキングを補修する際には、塗装も一緒に行うことで、メンテナンスタイミングを合わせ、コストも抑えることができます。

上の表がおおまかな目安となります。築年数と、お家全体の劣化状態を総合的に判断し、部分補修や全体塗装を行うべきかを決めます。

各症状について詳しく解説いたします。

・チョーキング

外壁を手で触った際に、色のついた粉が付く現象です。塗料の樹脂(防水機能を発揮する成分)が紫外線により劣化し、顔料(色の成分)が露出してしまっているためです。

防水性能が劣化してきている初期症状になります。

・カビ、コケ

外壁の防水性が劣化したことにより、外壁が水分を含むようになり、カビやコケが繁殖するようになります。

放置してしまうと、外壁の劣化を早めてしまいますので、柔らかいタオルなどで除去するか、塗装工事を行いましょう。

・コーキングのシワ、破断

コーキングは、サイディングの目地材として主に使われているものです。新しいものは、柔らかく柔軟性がありますが、紫外線により劣化し硬化します。

シワになっているのは、硬化が始まっている症状を示しています。破断してしまうと、雨水をお家の中に入れる原因となってしまうので、早急にメンテナンスが必要です。

・外壁の反り

外壁の反りは、サイディングに起こる現象で、外壁材が雨水を吸収、乾燥を繰り返すことにより生じます。

反りが大きいと、その部分から雨水が内部に侵入することもあります。釘で打ち直すことである程度戻りますが、反りが大きい場合には外壁の張り替えとなります。

・外壁のクラック

外壁にできた小さなひび割れをクラックと言います。防水性の劣化により、外壁が雨水を吸収、乾燥を繰り返すことで生じます。クラックから雨水が侵入し、劣化が進行しますので、塗装工事を行う必要があります。

クラックは、塗料では埋まらないため、補修をしてから塗装工事を行います。

・外壁の割れ(0.5mm以上)

小さなクラックを放置することによって生じた0.5mm以上の外壁の割れは、早急な塗装工事が必要になります。雨水がお家の内部に侵入してしまうため、内部劣化を招きます。

・塗装の膨れ、剥がれ

前回塗装が膨れてきたり、剥がれてきた状態です。塗装の劣化と、施工不良が主な原因となります。

膨れや剥がれた箇所から、劣化が進行しないように補修を行う必要があります。外壁全体の劣化が進行していない場合には、部分補修で済ませることもあります。

外壁全体が劣化している場合には、再塗装を行う必要があります。

1-2.目安は10年前後

外壁塗装の目安は、10年前後と考えておけば大きくタイミングを間違えることはないでしょう。

新築時の塗装は、5~8年の耐久性のものが多く、1回目の塗装時にもウレタン塗料(耐久性8~10年程度)もしくはシリコン塗料(耐久性10~13年程度)で施工している方が多いためです。

10年の耐久性と言っても、8年程度で劣化症状が出ている場合もありますので、8~12年の間は定期点検をこまめに行いましょう。

耐久性が高く、メンテナンス時期を15年程度と推奨している外壁材も出てきています。このような場合でも、劣化状況から判断することが望ましいため、10年前後を目処にこまめな点検を行うことでお家を長持ちさせることができます。