玄関カバー工法🌟
玄関ドアのカバー工法が登場したのは比較的最近のことなので、その存在を知らない方も多いです。
従来の玄関ドアリフォームとの違い
●古いドア枠を撤去して、新しいドア枠を設置する
●外壁を修理し、クロスを張る
●玄関の床を修理し、タイルを貼る
一方のカバー工法なら、既存のドア枠を残したまま新しい玄関ドアを設置するため、壁や床を壊す必要がありません。つまり、それに付随するクロス張り替えや左官工事、タイル貼りといった様々な工事が不要ということ。
だからこそ、カバー工法ならスピーディーかつ安価に玄関ドアの交換が行えるのです。
玄関ドアのカバー工法のメリット
たった1日で工事が終わる
朝に子供を学校に送り出し、夕方に帰ってくる頃には工事が終わっている。玄関ドアのカバー工法なら、そんな魔法のようなドアリフォームが可能なのです。
工事費用が安い
それほど大規模な工事をするのですから、玄関ドアだけでなくマイホームを丸ごとリフォームするタイミングでなければ、なかなか玄関ドアの交換には踏み切れませんでした。
一方、カバー工法で玄関ドアを交換する場合、工事費用は数万円〜10万円くらいで済みます。他にかかる費用は玄関ドアの商品代だけ(頼む業者によっては出張料などが加算されることもあります)なので、非常にリーズナブルに玄関ドアのリフォームができます。
防犯面も安心
工事の騒音が少ない
状況によっては切削などの調節が必要なため、全く騒音が出ないわけではありません。しかし、従来の壁を壊す工事と比べれば、騒音のレベルも発生する時間も、カバー工法の方が少なく済みます。
工事の騒音が少なければ施主様のストレスは軽減できますし、近隣の方々におかけする迷惑も小さくなります。
カバー工法にデメリットはある?
わずかな段差ができる
しかし、このデメリットを解消する方法がないわけではありません。最も手軽な対処法は、「段差緩和材」を設置することです。段差緩和材を設置すれば、段差部分が斜めになるため、出入りの際につまづく可能性を軽減できます。
また、通常のカバー工法よりは工数が増えますが、元のドア枠の下部分だけを撤去し、新しいドア枠を埋め込む施工方法もあります。多少のコストと時間がかかりますが、この方法であれば1ミリも段差を作らずに新しい玄関ドアに交換可能です。
ドア全体のサイズが小さくなる
ただし、リフォーム前の玄関ドアが親子ドアや袖付きドア、ランマ付きドアなどである場合は、このデメリットは心配しなくて大丈夫です。なぜなら、開閉するドア部分の幅は変えずに、小扉や袖・ランマの部分で調節できるからです。
一方、リフォーム前の玄関ドアが片開きドアである場合には、人が通る部分が一回り小さくなるので、注意しておく必要があります。
もし自分では判断できず、「我が家の玄関ドアの場合、カバー工法だとドアのサイズが小さくなるの?」と心配な方は、お客様のご自宅へお伺いし、玄関ドアのタイプからサイズが小さくなってしまうかどうか、アドバイスさせていただきます。