FRP防水とは・・・
こんにちは👷
香川県高松市外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店
北村塗装店です🐘
FRP防水とは
FRP防水とは、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を使って防水工事を行うことを言います。
軽量かつ丈夫で、熱や腐食などに強い性質があります。
硬化後はプラスチックのように固くなります。
硬化するのが速いので、1日で施工が完了することも。
FRP防水は屋上やベランダだけでなく、船やバスタブ、自動車など、さまざまな場所で広く使われています。
FRP防水の耐用年数
FRP防水の耐用年数は10年前後です。
記事の後半で解説する、他の工法よりも少し短めです。
FRP防水とウレタン防水との違い
FRP防水と同じく、塗膜を使った防水方法に「ウレタン防水」があります。
FRP防水もウレタン防水も、どちらも継ぎ目がない施工が可能なので、混同する人もいるようです。
しかしFRP防水とウレタン防水は以下のような違いがあります。
ウレタン防水 | FRP防水 | |
防水層の硬さ | 弾力がある。爪で引っかくと爪跡が残る | 固い。爪跡が残らない |
表面の質感 | なめらか | 摩耗してくると、蜘蛛の巣のような繊維が見える |
耐久性 | 低め | 高い |
柔軟性 | あり | なし |
適した施工箇所 | 屋上、陸屋根など。広い面積の箇所への施工も可能 | バルコニーやベランダなど面積の狭い箇所 |
FRP防水のメリット・デメリット
FRP防水には、さまざまなメリットやデメリットがあります。
FRP防水のメリット
FRP防水には、以下のようなメリットがあります。
水密性(防水性)が高い
FRPは宇宙ロケットの素材としても使われるほど水密性が高い物質なので、全く水を通しません。
この高い水密性がFRP防水の大きなメリットです。
非常に軽量
FRPの防水層は、他の防水工事と比べ非常に軽量です。
耐久性の落ちた築年数の多い住宅に施工しても問題ありません。
耐久性がある
FRP防水を施した箇所は固くなり、非常に耐久性があります。
耐摩擦性や耐荷重性も高いので、車の行き来がある屋上駐車場でも利用されます。
錆びや腐食も発生しません。
シームレスな仕上がりになる
FRP防水は液状で施工するので、継ぎ目のないシームレスな仕上がりになります。
施工後の見た目を重視したいかたにも、FRP防水はおすすめです。
工期が短い
FRP防水は塗膜の乾燥が早く、工期が短いのが特徴です。
トップコートも数時間程度で乾くので、1~2日程度で防止工事が完了します。
ちなみに同じ液状のウレタン防水では乾燥までに4~5日はかかります。
半分以下の時間で施工が可能ですね。
FRP防水のデメリット
FRP防水には、次のようなデメリットがあります。
広い範囲の施工でひび割れやすい
FRP防水は伸縮性がないので、広い範囲に施工するとひび割れやすくなります。
伸縮性のある木造住宅などには適しません。
紫外線に弱い
FRP防水自体は紫外線には弱いです。
よってFRP防水を施した箇所には、紫外線から防水層を守るトップコートを塗ることが必須です
FRP防水のメンテナンス方法
FRP防水を施した箇所では、以下のようにメンテナンスを行います。
ひび割れがある
FRP表面にできた薄いひび割れは、トップコートの経年劣化によるもの。
防水層に直接影響はありませんが、長年放置するとFRP防水の寿命が短くなり、雨漏りが発生しやすくなります。
5~7年程度を目安にトップコートを塗り直すことをおすすめします。
防水層に浮きや剥がれがある
防水層に浮きや剥がれがある場合は、FRP防水の再施工をするのが良いでしょう。
防水層の浮きや剥がれは、防水層の密着力不足によって水分が蒸発することで起こります。
雨漏りしている
雨漏りが発生した場合も、FRP防水の再施工が必要です。