築年数は経っているのに綺麗なサイディング
現在外壁塗装をお考えのお客様のほとんどが、サイディング外壁は塗装が必要だという事をご存知かと思います。
ですが、同じサイディングでも中には塗料が付着し難く、塗替えが難しい「難付着サイディング」と言うものがある事をご存知でしょうか。
難付着サイディングは、外壁表面に汚れが付着し難い様に特殊なコーティングが施されたサイディングボードの事を指します。
汚れにくく、美観を長く保ってくれるという特徴から、メンテナンスフリーと誤解されがちな外壁材ですがお住まいを守る為にもメンテナンスは必要です。
今回は難付着サイディングの特徴や見分け方、塗装時の注意点などについて解説致します。
難付着サイディングは、汚れが付かない様に表面に特殊なコーティングが施されたサイディングボードの事です。
外壁表面のコーティングに使用されるのは、光触媒や無機、フッ素等で所謂
汚れにくい・色褪せしにくい・紫外線に強いと言った特徴を持ちます。
その為、長期間外壁を美しく保つことが出来るのです。
先にも記述しましたが、”難付着サイディングはメンテナンスフリー”と誤解されがちです。
実際は一般のサイディングに比べると汚れ難いというだけで、汚れが目に見えにくくても年数が経つと、カビ・苔の繁殖やひび割れ等の劣化が進行してます。
そういった劣化症状からお住まいを守るためにも定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
難付着サイディングは、汚れが付着し難いと同時に、塗替え時の塗料が密着しにくいといった特徴もある為、難付着サイディングに適した下塗り材を選択する必要があります。
仮に一般のサイディングで使用する下塗り材を使うと、塗膜が密着せず剥がれてしまいます。
そういったトラブルを回避する為にも、塗装を行う際には塗装業者へ適切な下塗り材を提案してもらう事をお勧めします。
一般のサイディングとの見分け方
①10年ほど経過しているのにチョーキングが起こっていない
築年数8~10年が経過した建物は”チョーキング”という現象が起こります。
しかし、難付着サイディングは塗膜の耐久性が高い為10年以上経過してもチョーキングが中々おきません。
外壁の表面を手で触って、白い粉や外壁の色が着かない様であれば何付着サイディングの可能性があります。
②色褪せが起きていない
日当たりのいい部分は、年数が経つと表面の塗膜の色が薄くなります。
難付着サイディングは10年経過してもほぼ見た目が変わらず、艶や光沢が残っている場合が多いです。
10年経っても色褪せせずに、艶・光沢が残っている場合は難付着サイディングである可能性が高いです。
③2001年以降に建てられた
2001年以降に建てられた建物の場合は、難付着サイディングの可能性があります。
光触媒などが外壁材に使用され、広がり始めたのが2001年以降の為です。
また、お家を建てられた際に「汚れにくい」などの説明を受けた場合も難付着サイディングの可能性が高いです。
今回ご説明させて頂きましたように、難付着サイディングへの塗装は事前の見極めが重要です。
お客様のお家の外壁が難付着サイディングの可能性がある場合は、塗装前にあらかじめ伝えておけば、施工での不具合が起きる可能性を大きく下げることができます。
事前に判断がつかない場合は塗装業者に診断を依頼する事になりますが、間違った判断のない、しっかりとした知識と経験のある業者を選ぶことが重要ということになります。
以上を踏まえて、ウチの外壁もしかして…と気になった方はまずはご相談いただければと思います。